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熊本経済同友会50周年記念式典

2005年11月9日、熊本ホテルキャッスル地階花菖蒲の間にて
熊本経済同友会50周年記念式典が開催されました。
式典には、総勢約250名が参加し、
来賓には潮谷義子熊本県知事、幸山政史熊本市長にご出席賜り、祝辞を頂戴いたしました。
また、世界的に有名な建築家、隈研吾氏による基調講演を開催し、
聴講者から多くの喜びの声が寄せられました。
ささやかながら、50周年という節目にふさわしい記念式典となり、
「行動する同友会」へと変革しつつある現在、
次なる50周年へ向けた新たなる一歩を踏み出す会となりました。


左から 
長野 吉彰 名誉代表幹事
小栗 宏夫 代表幹事
横田 剛   代表幹事
潮谷義子熊本県知事、幸山政史熊本市長より謝辞を賜りました。

            


熊本経済同友会50周年 代表幹事挨拶
小栗宏夫 熊本経済同友会 代表幹事

 

熊本経済同友会創立50周年記念式典にあたりまして、ひとことご挨拶申し上げます。熊本経済同友会は、昭和30年9月8日に設立され、今年、創立50周年という記念すべき年を迎えることができました。

同友会では、幅広い先見的な視野から、変転きわまりない国内外の経済社会の諸問題について考え、議論し、経済界の意思と良心にもとづき、時代を見通した提言を行い、各界からの高い評価と強い信頼を受けるに至っております。
これ、ひとえに諸先輩の皆様並びに会員各位のご努力の賜物であり、改めて敬意を表します。
また、これまで、経済同友会の活動に、格別のご高配を賜りました関係各位にも、深く感謝申し上げる次第です。

本日の記念式典に際しまして、潮谷県知事と幸山熊本市長には、ご多忙にも関わりませず、ご出席いただきましたことを厚く御礼申し上げます。誠にありがとうございます。

さて、50周年の記念すべき年にあたりまして、熊本経済同友会の地位を築かれた先達の皆様方のご苦労を偲び、熊本における経済団体の変遷を遡りますと、まず明治13年に経済人の融和を目的とした「忘我会(ぼうがかい)」という経済団体の結成が草分けとなっています。
その後、昭和10年に「熊本経済談話会(だんわかい)」が結成され、この熊本経済談話会が昭和13年には発展的に「熊本経済倶楽部」と名称を変えましたが、第二次世界大戦の勃発と同時に自然解散のやむなきに至っております。

戦後は、昭和22年2月に「熊本経済同友会」が発足しましたが、翌昭和23年に福岡経済同友会とともに「九州経済同友会」が結成され、熊本県としての活動は、その活動の一環とみなされました。
その後、経済団体再編の気運が高まり、昭和25年に「熊本経友会」として再出発しましたが、昭和30年に小崎邦弥、木下嵩両代表幹事のもと「熊本経済同友会」と改組し、発足しました。

発足後、川田栄三、小崎邦弥、平塚泰(たい)三各代表幹事によって礎が築かれ、その後、横山治助、金澤大四郎、河端脩、長野吉彰、平田耕也、稲垣精一各代表幹事のもと地域経済の浮揚、活性化に向けた政策提言をはじめ、さまざまな活動に積極的に取り組んで来ました。
昭和40年代の高度経済成長の時を迎えては「社会環境の変化に対処する基盤整備」といったインフラ関連から、「熊本市の都市圏構想推進」、あるいは「県都熊本のビジョン確立と市民意識の高揚」など、幅広いテーマで活動が展開されており、先輩方の熊本に対する熱い思いがひしひしと伝わってまいります。

さらに、平成の時代に入りましてからは、九州新幹線の博多−鹿児島間の全線開通に向けての熊本経済同友会としての積極的な取り組が注目されます。
フル規格による全線開通に向けた地元における機運の盛り上がりが不可欠な中、当時の長野代表幹事の強力なリーダーシップのもと、福岡、佐賀、鹿児島の各県との連携を図りながら、経済界だけでなく、行政や地域とスクラムを組んだ運動を展開し、その結果がフル規格による建設の実現に至りましたことは、熊本だけでなく、九州全体に多大な貢献を果たしたと言えます。

また、平田、稲垣代表幹事のご指導のもと、「熊本フォ−ラム」が開始され、様々な角度から経済問題を集中討議することにより、経済同友会での地域経済活性化に向けた共通意識の醸成と提言活動が一層強化できたものと言えます。

ここ数年を振り返ってみますと、「自立と連携」をテーマに各部会におきまして積極的な活動を展開しているところですが、その結果として、経済構造改革特区や観光振興などに関する提言の作成をはじめ、行政や教育機関との連携を強め、地域経済の活性化に積極的に取り組むなど、「行動する同友会」として、活発な活動を展開しているところです。

地方経済は、成熟化社会への移行の過程で、グロ−バル化の進展、行財政改革、規制緩和などの様々な環境変化に直面することになり、難しい舵取りが要求されるものと予測されます。しかしながら、社会構造の変化は、飛躍の機会を掴む可能性も秘めています。このような環境の中で、県経済の発展に向けて、熊本経済同友会への期待も高まることと思います。時代の一歩先を見つめ、熊本県経済の活性化に向けて、会員各位の結束のもと、熊本県内のみならず九州各県との連携強化に努め、アジア、世界に向けた熊本としての発展に貢献することを目指したいと思います。

最後になりましたが、熊本経済同友会が、地域活性化と県経済の更なる発展に貢献し、豊かな熊本を持続させ、拡大させることを目指し、これまでの50年の歴史を100年に繋でいくとともに、本日お集まりの皆様の益々のご隆盛を祈念いたしまして、ご挨拶とさせて頂きます。





基調講演
「ネットワーク型まちづくりの新時代」

建築家 慶應大学理工学部 教授
隈 研吾 氏


隈 研吾 氏 略歴

1954年横浜生まれ
1979年東京大学建築学科大学院修了
コロンビア大学客員研究員を経て、
ロンビア大学客員研究員を経て、
隈研吾建築都市設計事務所主宰
自然と技術と人間との新しい関係を切り開く建築を提案
2001年より慶應義塾大学理工学部教授

主な作品に
「亀老山展望台」 (公共建築賞優秀賞、「JCDデザイン賞'95」文化・公共施設部門最優秀賞受賞)
「水/ガラス」 (アメリカ建築家協会ベネディクタス賞受賞)
「森舞台/宮城県登米町伝統芸能伝承館」(日本建築学会賞受賞)
「馬頭町広重美術館」(村野藤吾賞、林野庁長官賞受賞)
「石の美術館」(インターナショナル・ストーン・アキテクチャー・アワード受賞)
2002年フィンランドよりスピリット・オブ・ネーチャー ? 国際木の建築賞を受賞
「長崎県美術館」(2005年マーブルアーキテクチャーアワード2005 東アジア地区 外装部門一位)

著書に「反オブジェクト」(筑摩書房)「新・建築入門」(ちくま新書)「建築的欲望の終焉」(新曜社)「負ける建築」(岩波書店)等


隈先生の数あるプロジェクトの中から、特に地域との強い繋がりの中から生まれた事例をご紹介頂きました。
地域に元来ある素材を生かして設計された隈先生の建築は、美しいのは当然のこと、今まで多くの地域にとって一方的なアプローチで構築されてきた建築物が、自然と人をつなぐ有機的連続の中の一部として緩やかに表現されています。
今までの建築とは全く違う、地域ネットワークに重点を置いた一過性で終わらない建築づくり、それがひいては地域のまちづくりに繋がっていく。
これからの熊本づくりを考える上で非常に多くの示唆に富んだ講演会でした。


   熱心に聞き入る聴講者

隈研吾建築都市設計事務所⇒
http://www.kkaa.co.jp




50周年記念パーティー


熊本経済同友会青壮年部会により、記念式典・記念パーティーは運営されました。
隈先生にもご同席賜り、次の熊本経済界を担う多くの若手経済人と大先輩たちとの交流の場となりました。



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