視察報告
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UD先進地視察(静岡県)研修報告書

1 日 時   平成15年1月17日(金)10:00〜12:00

2 対応者   静岡県企画部ユニバーサルデザイン室 鈴木室長

3 内 容

(1)行動計画(2000年度〜2004年度の5か年計画)策定に当たってのコンセプト

  • 人権の尊重
  • 「福祉のまちづくり条例」の拡大

(2)推進の背景

  • 障害のある人の自立
  • 老若男女共同参画社会づくり

(3)県を挙げた取組

  • 平成11年4月:全国で初めてUD室を設置・知事を本部長とする本部会議を設置
  • 平成
12年2月:UD行動計画を策定

(4)主要推進施策

  1. 普及,啓発活動
  • アイデア大賞の開催(小・中学を中心に1,075点の応募)
  • 事例集の作成(NPOでの販売),UD入門書の発刊,UDネットの発行(4回/年)
  • 初級講座,講演会等の開催,講師の派遣
  1. 人材育成,研究支援
  • 各部局による専門研修(受講者の登録)
  • 大学,NPOへ研究委託(
1件50万)
  1. 導入マニュアル作成

(企画部)

  • 分かりやすい印刷物の作り方
  • しずおかUD事例集
  • ホームページ作成のガイドライン

(商工労働部)

  • UD対応商店街の整備

(都市住宅部)

  • UDを活かした建築設計
  1. 行動計画の実践
  • 部局横断テーマの取組(イベントへの反映,県有施設への導入,進捗管理)
  • 民間との共同で開発した家具や手触りで分かるように県の封筒のマークをプレスし,浮き出させるなどの工夫を行った。
  • UDは,コストをかけるのでは意味がない。
  • 小里山運動公園の事例(ワールドカップ会場)
  • スロープカー設置や車椅子席を会場一周に設置したが,DPI=車椅子利用者団体の評価はワールドカップ会場の中で下から
3番目の評価であった。前席の人が立ち上がると見えないのがその理由であった。(評価が様々で難しいと感じた。)

 

(5)今後の進め方

事業活動への導入(現在 25%  2004年度 50%)


県民への浸透(現在 31%    2004年度 70%)

  • 子供への普及(総合学習の中で,取り込みをパンフにすることを考えている。)
  • 推進母体の育成(NPOを中心に活動中)

(6)その他

  • UDは,アメリカで生まれ,ハードの理念が主であった。最近はソフトとの両面での推進が大事になってきている。
  • 県営団地建設にUDを取り入れたが,工事単価の増はほとんどなかった。
  • 今回見学いただく県立総合病院は,建て増しを繰り返したので,患者の皆さんに不評であったことから,サインモデル事業として整備を行い利便性の向上を図った。
  • サインもUDの重要なツールである。

(7)質疑応答

  • 知事からのトップダウンで始まったと聞いたが,知事の考えは?

   ⇒知事は,人権に主眼を置かれている。(同和問題だけでなく,DVや子供虐待などにも目を向ける必要性を言われる。)

  • 多様性と統一性を考えた取り組みが重要と思うが,企業に対して,UDの観点での啓蒙活動はどうされているか?

   ⇒企業に強制するものではないし,県単独での活動は実施していない。

  *事業の推進に当たっては,強力なリーダーシップが非常に重要と痛感した。

(8)現地視察

  • 説明後,県立総合病院の視察を実施し,サイン事業もUDの重要なツールであることを認識した。

以 上

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