視察報告
TOPページへ TOPページアーカイブス視察報告一覧2004年第1回
2005年度 IT活用部会 インフラ整備部会 合同先進地視察 
<愛・地球博/中部国際空港>
期間:2005年4月12日(月)〜13日(水)
第一日目<愛・地球博視察>
中部国際空港からバスで移動。途中名古屋市内で昼食後、愛・地球博会場へ向かう。天候は蒸し暑く、駐車場から万博会場までかなり距離があった為、一駅ではあるがリニモを利用し万博北ゲートへ移動。

団体専用駐車場からリニモ
の駅まで徒歩5分程度
駅はガラス張りで明るい。高
い位置にあるので眺め良。
ドアは駅側にもあり、リニモ
のドア開閉と連動してる。

リニモはリニアモーターカーなので、レールとの接触が無く,騒音や振動が小さい。よって乗り心地は良い。走ってる位置も高い所なので眺めはいいが、車内空間は一般的な電車に比べ狭く、混雑していたので窮屈な印象であった。内装は青で統一され、京浜東北線のようであった。

リニモHP⇒
http://www.linimo.jp/

乗客が行きかい混雑する駅 北ゲートを駅エレベータを降
りつつ眺め下ろす。
とりあえず入場。

万博入場口は、西ゲートと北ゲートに分かれており、北ゲートは主に個人の来場者、西は団体来場者に分かれている。我々が入場した時間が13時過ぎだった為か北ゲートは目立った混雑もなく、スムーズに入場することが出来た。入場は、自動改札機をにチケットを通すだけ。駅の改札を通る感覚と同じだ。

会場は広々として開放感が
ある。混雑は人気パビリオン
で発生している模様・・・。
もう一つの瀬戸会場と長久
手会場を結ぶゴンドラ。
結構早い。
木造のパビリオン。他にも万
博会場内では、環境に配慮
した構造物や仕組みを多く取
り入れている。

この日は、入場者は6万人だったそうだが、会場を歩いている限り、そんなにいるようには感じられない。それほど広々とした会場なのである。すべてのパビリオンを歩いてはクタクタに疲れてしまう事必至である。そのため、会場内では色々な乗り物が活躍している。上の写真のようなゴンドラやトラムと呼ばれる、歩行者よりちょっと早く移動する乗り物、東南アジアでよく見られるような自転車の後ろに座席がついた乗り物、IMTSと呼ばれる次世代の交通システムを利用したバスなどがある。

この視察の主な目的は、愛・地球博におけるIT活用の事例を視察することであった。インフラ整備という視点では、ITS(Intelligent Transport Systems)の運用実例について拝聴する機会を得た。
ITSとは、来場者がよりスムーズに会場へアクセスするためのあらゆる情報を正確・かつ的確にタイムレスに提供する仕組みのことである。万博会場を行き来するバス、電車、車の交通情報と万博会場の情報を提供し、来場者数の集中を分散させる事が来場者にとっても、万博運営陣営にとってもメリットとなる。

万博会場において、来場者は各パビリオンでIT技術をフルに活用した映像や、情報掲示板などを見る事ができる。また、ICチップを埋め込んだ入場チケットで、インターネット上から観覧予約をいれることが出来たり、入場の際にチップを読み取ることで常時入場者数を管理することが出来たりと運営の面においてもIT技術は余すことなく活用されている。警備についてもIT技術は活かされている。会場は元々運動公園だった場所を借りて開催されているため、広大である。入ろうと思えば、入場門以外からの入場(侵入ともいうが)可能と思われる。しかし、ここでも監視センサーが張り巡らされており、柵を乗り越えて侵入しようとした大学生は監視カメラに納められ御用になったそうである。

万博会場内のロータリー
ホールにおける勉強会の
様子。
ITSについて講演頂いた
(財)2005年日本国際博
覧会協会 輸送管理室
係長 平田哲也氏。万博色
のジャンパーが「現場」の
臨場感を醸しだしている。
愛・地球博を支えるITの概要
について講演する (財)200
5年日本国際博覧会協会 
情報通信グループ長 
種本 宏 氏

一方で、万博における情報通信管理のグループ長を務める種本氏は最先端技術を享受しながらも、環境への付加を同時に考慮する仕方が、21世紀においてどうしても必要になると示唆した。あらゆる事が簡便・最速になるということは、どこかに無理が生じる可能性も含んで考えなくてはならない。よい面ばかりを強調するのではなく、負荷が生じた部分も含めてこの万博を見て欲しい。そして、何か課題を持って帰って欲しい。最後に種本氏はこう締めくくった


勉強会の後は、集合時間まで自由行動となった。各々の会員が短い時間の中ではあったが万博の楽しい面も体験できたようであった。

グローバルループの上を走
るトラム
世界各国の出展パビリオン
が賑わう。
大人気と噂のメイとサツキの
家は高台から眺める事がで
きた。

愛・地球博⇒
http://www.expo2005.or.jp/jp

*視察の様子はくまもと経済5月号でも見る事が出来ます。


<第二日目:中部国際空港視察>

中部国際空港は常滑湾に浮かぶ海上空港である。一日目ですでに利用しているが、到着ロビーからスーッとバスに乗ってしまったため、詳しく見ることは出来なかった。逆に言えば、バス乗り込み口まで、何のストレスもなく移動できた、ということだろう。2Fに広いアクセスプラザを設け、ここで到着ロビー(2F)と出発ロビー(3F)の動線分けを行い、さらにバス、タクシー、電車、船、駐車場といった交通網の入り口をここに集中させているので、利用者にとっても分かりやすい作りになっている。
もう一つの特徴は、国内線、国際線の出発、到着ロビーが同じフロアにあることだ。これも利用者の動線分けに非常に有効に働いてる。利用者は国内・国外にかかわらず、とにかく出発の際は出発ロビーに行けばいいのである。単純な事かもしれないが、このように明快な「わかりやすさ」は利用者に好い印象を与える。

出発ロビーからアクセスプラ
ザへ向かう通路を見る。通路
というには幅が広くとってあり
アクセスプラザまで迷いよう
がない。
1階タクシー乗り場。大きな
サインが利用者を誘導する。
1階にコンビニ発見。これが
あると妙に安心してしまう。

中部国際空港が新空港として話題を集めているのには、空港設備の充実度があげられる。上の写真のようにコンビニ、4Fには豊富な飲食店、入浴施設などアミューズメント性の高い内容になっている。

出発ロビー。天井は高く開放
感がある。横に長いフロアに
国内線と国際線のチェックイ
ンカウンターが同居している。
国際線チェックインカウンター
の場所を示す情報掲示板。
カウンターは固定ではなくその
都度場所が変更になるため
情報を提供する必要がある。
その下に本日の乗り入れ便
の情報もフォローしている。
出発ロビーから4F飲食店街
を臨む。中二階風になってい
るため、3Fの天井がやたら
高いようである。


空港の中とは思えな
い飲食店外装。イン
ポート小物を扱う店や
ドラッグストアも完備。
空港内の案内専用
担当者もいた。
企業ブースも出展している。
この時は車、薄型テレビ、
スピーカなど見る事ができた。


飛行機の中から暮れなずむ
春の空を一枚。
皆様、お疲れ様でした。

(文責:事務局)
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